日本橋ヨヲコ「少女ファイト」(5)

不器用な少女達が不器用にぶつかり合いながらもバレーの強豪を目指す物語。




キャプテンの魔法を、読んでいるこちらもかけられたような気がしました。ジョーカー役だからこそ、試合での出番が少ないのは仕方ないですが、もっともっとキャプテンのプレイを見てみたいです。わずか数ページなのにこの存在感。キャプテンかっこいい。


5巻目に来て、黒曜谷が本当のチームになってきている感じがしてきました。最初はお互いが問題を抱えていてバラバラだったのに、徐々に徐々にまとまってきている。とてもいい感じです。そんなわけで、ルミの抱えているものが気になります。いつもニコニコしている人ほど闇は深いものだと聞きますし、一番重かったりするかもしれません。そんななか、唯なんていうどうみても爆弾キャラが、見事に黒曜谷を引っ掻き回しています。対決するときはかなりエグイことになっているだろうなぁ、、と、今から楽しみにしています。

そんな黒曜谷メンバーの中でも学がジワリジワリと力をつけていっている様は好きだなぁ、と思います。自分が出来ないところを素直に受けとめ、学習して練習する。“考えながら”練習をするのが大事だと聞きますし、身体的アドバンテージもありますし、化ける化けるといわれてますし、“成長キャラ”として楽しみです。



相変わらず正論をズバズバと押し通すのは気持ちいいです。練をみて“昔の狂犬のころが良かった”と落胆する唯に対して、

それ練に成長するなって言ってるようなもんだぞ
そいつにずっと同じ事やってろってか?

というこのセリフ。気持ちいいです。「昔がいい」なんて第三者だから簡単に言えます。本人の歩いてきた道なんて知る気もないから簡単に。そのあとが煮え切らないのはヘタレ男子の宿命ですか・・・。




まだまだ物語の途中です。早く次巻が読みたいです。




少女ファイト(5) (KCデラックス)

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少女ファイト(5) 特装版 (プレミアムKC イブニング)

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