冬目景「イエスタデイをうたって」(6)
グルグル迷って、同じことで悩んで、
前に進みそうで、結局自分から足を止める。
その繰り返し。
不器用すぎる人間たちの不器用すぎる恋愛模様。
読み終わってやっぱり、この作品が好きだと再確認できました。
3人は時間が止まったまま(リクオはある意味かなり前に進みましたが)ですが、周りが色々とせわしく動いています。滝下のキャラ(と顔)の変わりぶりにビックリです。新キャラのミサトとかいいキャラしてるので、サイドストーリーぽくちょくちょくと出てきて欲しいです。
というか予備校生の女子'Sとか、杏子さんとクマさんとか脇役陣もいいキャラしてるんですが、基本的に3人+浪のクローズドストーリーなので、あまり出てこないのが残念です。というよりも、連載スピードからしたら、脇役陣のエピソードはあまり入れられませんけど・・・。木之下長男とかこのままフェードアウトしそうな気がしてかなり残念です。接点がなくなるので今後は難しいと思います・・・。でも雨宮は出てこなくていいですよ???
5巻と読み比べてもすでに絵柄と作風が違います。というか第1話は1997年(平成10年1号)ですよ。もうそんなに前から始めてます。息が長いなぁ、というか自由に描かせてもらってるみたいで嬉しいです。
シナ子は完全にグラついてるみたいですが、今度はリクオがフラフラしてるあたりがらしい、というか。ハルが不憫すぎますが・・・。
そんな感じで悪い方向ではありますが、話は動いていってます。悪いというか袋小路ですが。煮詰まってしまって、逃げ切れなくなって、と3人ともなったときどうなるのか。
次巻は何年後に出るんでしょうか。気長に、楽しみながら待ちます。
- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (119件) を見る