椿いづみ「俺様ティーチャー」(4)

今巻も楽しませていただきました。日本一少年漫画らしい少女漫画の最新刊です。




夏男再登場でなぜかBL要素が加わるという異常事態が発生してしまいました。というか夏男かっこいいです。でもこの人、女の子なんですよね・・・。男装最高です。女の子に抱きつかれて心臓バックンバックン言わせて逃げるとか・・・でもこの人、女の子なんですよね。しかし男装とばれないように、ゲイであるという嘘をつかないといけないとか・・・もう何というかカオスすぎます。



しかし柔道漫画でもないのに、いきなり受け身の説明をする少女漫画とか見たことないです。しかもケンカのための受け身の練習とか。格闘講座とか始めますし。それにしても

簡単に言うと早坂くんは
RPGで力のみを上げてくタイプだ


(中略)


だからゴールするのに普通の数倍時間がかかる。

でもその努力を無駄とは思わないんだろうなぁ。

すごくわかりやすい例えです。いますよね・・・こういうパワーなんとかとか。根が真面目なだけにタチが悪いといいますか。何かすごく納得できました。それにしても乙女な早坂くんはかわいいです。



それからただでさえカオスなこの漫画に更なるカオス成分が加わってしまいました・・・。最強の変態キャラ舞苑の再登場です。考え事をしながらもわざわざ殴られに行くとか意味がわかりません。ああ、でも根がファンシーな番長も十分変態キャラでしたね。・・・というわけでカオス過ぎるメンバーが集まってゲーセンに行く話も収録されていました。こんな変態キャラに囲まれても、彼らを翻弄する早坂くんは流石すぎました。本編に限らずこういう話ももっと読みたいかも。

というかジャンケンゲームで遊ぶところとか笑いが止められませんでした。「じゃんけんポンッ ズコー」とか懐かしすぎます。「やっぴー」は何度見ても吹きます。早坂くん・・・。


それから海で溺れて目覚めるときの真冬がかわいいです。ちゃんと少女漫画の主人公をしていて安心しました。いや、溺れた理由が全然少女漫画の主人公じゃないですが。




今巻も相変わらずカオスで笑わせてもらいました。カオスですが少しずつ着実にお話も動いていってるようです。そちらのほうも楽しみ。




俺様ティーチャー 4 (花とゆめCOMICS)

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