マンガ・エロティクス・エフ VOL.56の続き
の感想の続きです。続きというか前回書いたもの以外の感想です。発売からずいぶん経ちましたが・・・。
雑誌の感想です。
単行本派の方はご注意ください。
巻頭特集「松本次郎解体新書」
表紙カバーに溢れる福満しげゆき、押切蓮介、小田扉、沙村広明の文字。これだけでも想像できる素敵な特集の中身は、想像以上に素敵なものでした。
福満しげゆき先生との対談ですが、福満先生は相変わらず飛ばしてるなぁ、と。あと新担当のN口さんのツッコミが面白かったです。
福満「でも女の人って、男が結構ブサイクでも、強そうな人とかチンピラみたいなの好きじゃないですか。」
松本「好きですね。」
N口「そんな人ばかりじゃないですよ!」
しかし男尊女卑を公言している福満先生と、フェミニストを公言しているよしながふみ先生の対談を読んでみたくもあります。いや、掲載不可能になったりして。。。
そのあとの麻雀大会もダラダラ感がにじみ出ていて面白かったです。というか4人の参加者レポートの絵が、沙村先生以外全員「よかった。俺が一番マトモで」という事実に笑ってしまいました。よほどクレイジーな麻雀大会だったのだなぁ、と。それから小田先生が帰宅されたため、編集長のU村さんが麻雀に参加したとかで、やっぱりU村編集長は素敵過ぎます。それと使用された麻雀マットは中村明日美子先生のものだったらしく・・・・・・どれだけ豪華な麻雀大会ですか。
こういう企画、もっとやってくれたら嬉しいです。
◆松本次郎「べっちんとまんだら」
特集「べっちんとまんだらの世界」を読むまでストーリーを把握していませんでした。ごめんなさい。
まあ、細かいことは抜きにして、相変わらず気が狂ってるとしかいいようがない漫画ですよね(褒め言葉)。
◆雁須磨子「幾百星霜」
「うさぎ顔の娘」編完結です。いちおう、大団円?でも保太郎ぼっちゃんが振り回されててちょっとかわいそうでした。杉内さんが惚れ直したみたいなのでいい・・・のかな。
しかし鷹子さんはかっこよすぎます。次回から登場数が減ったりするとちょっと残念かもしれません。とはいいつつも、火野家とのご縁談話はあると思うので今後も出てきてくれるとは思いますが。
◆灰原薬「回游の森」
3話目にして単行本が出たら買うなぁ、と思っています。「インモラル読み切りシリーズ」と銘打たれてるように、背徳な官能というかそういうお話です。今回は百合でした。カメラワークがいいです。唇ばかりが描かれています。どこか乾いた作風が好きです。
次号予告の漫画家ですが
オノナツメ特集、志村貴子、中村明日美子、鬼頭莫宏、雁須磨子、星野リリィ、桂明日香、河内遥、灰原薬、柘植文、陽気婢、古屋兎丸、松本次郎、山本直樹
とかとんでもないことになっています。この豪華絢爛ぶりは何なんでしょうか。新連載の2人は嬉しいです。2人とも好きな作家なので。桂明日香先生は以前「エロFに戻ってきて」と書いていただけに特に。次号も楽しみにしています。