月刊コミックビーム 2008年12月号
◆志村貴子「放浪息子」
トビラ絵にアオリ文がないのが、すでに色々と物語ってます。そしてタイトル「あとのまつり」。この時点でクラクラ(鬱的な意味で)。
衝撃の女装登校から一夜明けて。ようやく学校の面々が出てきました。といっても千葉さん居ませんが・・・。いきなり回想シーンに入りますが高槻くんとにとりん(+ネクタイちーちゃん)が並んでるところに感慨深いものが・・・。
今回のはいつか描かれるであろうお話だったとはいえ・・・、重いです。ちーちゃんで濁せても、やはり。そして見つめる兼田が何か動くのか、楽しみです。
しかし明確に「女の子になりたい」と教師に言った以上、税所先生がどう出るかはわかりませんが、教師側からは否定はできないような気がします。こればっかりは受け取り手によって違うため何ともいえませんが、想いを受け止めて力になってくれたらなぁ、と。初恋の人に似てるんだし。これはヨコシマな考えですが。
そしてかなり重い展開が続くんですが、瀬谷くんにやられました。「シュウ」とかゆってとかゆって、何故かこっちが照れます。ずーっと、苗字でさえ呼んでなかったからですね。好きになった相手なのに。最後の慰めようと言葉を選んでる姿もすてきでした。
話は前後してユキさんの家へ。瀬谷くん付きです。何気に繋がりができました。瀬谷くん経由でユキさんのことがまほの耳に入るという流れも出てくるかも・・・。ううう。想像するだけで重い。
そしていきなりの涙にかなり衝撃をうけました。じつに中学生らしいというか・・・。そこがまた・・・。
ユキさんから何かしら言葉があるかと思いましたが、それは次号になるかもしれません。
今月はお話的にもストレートな展開でした。だからこそ余計につらい。でも、続きが非常に非常に非常に気になります。
物思う高槻さんと、まったく出てこなかった千葉さん、そして暗い顔の土居と、学校の面々に会ったときどうなるのか。うううううう。想像するだけで・・・。ただ、まだ学校には登校しないような気もしますが。
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/11/12
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